そして彼らは

「私のお墓の前で　泣かないでください
そこには私はいません　眠ってなんかいません」

つまり「死んではいないよ！」・・・と我々に語りかけている。
身近な風や光、ときには鳥になり星になって、この世で生きている私たちをいつでも見守っているよと慰めてくれたり、強い心で生きていくように励ましてくれる・・・
そのように私は感じました。

ところで『千の風になって』・・・その1でもお伝えしましたが
昨年の11月頃にＢＳｈｉで放送された「千の風になって」の中で女優　木村多江さんによりスーザン・オズボーンさんや彼女の住んでいる自然溢れるオルカス島と自宅も紹介されていましたがここでオルカス島とスーザンさんについて少し語りますね！

■オルカス島とは・・・（木原健太郎さんのコラムより）
昔インディアンが住んでいたサンファン諸島のひとつの島です。オルカス島は随一インディアンの住んでいない島だった。それはオルガス島が「埋葬のための島」であると同時に「聖なる島」だったからと言われている。今はそんな独特なパワーからか、多くのアーティストが惹き寄せられ暮らしており芸術村のようになっている。（今日のオススメＣＤのライナーノーツ参照）

■スーザン・オズボーンさんについて・・・
「人を癒す」と言われるその歌声から「ヒーリングの女王」の異名を取る。
’92年　日本の歌を英詩で歌った名盤「和美」が日本レコード大賞アルバム企画賞を受賞。
’95年　映画「地球交響曲第2番」（監督・龍村仁）の挿入歌として「アヴェ・マリア」が起用
　　される。
’96年　宮本亜門ミュージカル「狸御殿」出演。
　　　　　ゴルバチョフ夫妻臨席の元、国連総会にて緑十字誕生を祝して歌う。
’97年　映画「地球交響曲第3番」（監督・龍村仁）の挿入歌として「仰げば尊し」が起用
　　　　される。
’98年　長野オリンピック/パラリンピック閉会式で「上を向いて歩こう」を熱唱。　
’01年　「東京マリーゴールド」（監督・市川準）の主題歌「Ｌｏｖｅ　ｉｓ　ｍｏｒｅ　ｔｈａｎ　ｔｈｉｓ」
　　　　録音。
その後もＴＯＹＯＴＡ自動車エスティマハイブリットのＣＭ曲に「浜辺の歌」が使用されたりと幅広く活躍をしております。

彼女の「千の風になって」について新井満さんがこのようなコメントをしてました。

涙が出るほど美しく懐かしい。
聴くたびに私の魂は浄化されてゆく。
奇跡の名盤だ。

そんなスーザンから信頼を受け日本をはじめアメリカでの彼女のコンサートのピアニストとして木原健太郎さんが指名されています。
そこで二人が昨年1月に初めて一緒に発売したアルバムを紹介して今日は終わりにしたいと思います。
タイトルは「Ｌｏｖｅ　Ｓｏｎｇｓ　Ｆｏｒ　Ｔｗｏ」究極のラヴ・バラード・ディオ集です。皆さんご存知の名曲が二人のコラボにより新鮮に聴こえます。そして、気が付けばファッと優しい気持ちに・・・

録音は何百年も前から変わらない静寂と自然に包まれたオルカス島のスーザンの自宅で行われました。そしてレコーディングには何と！！1933年に製造されたピアノを使用したそうです。その二人の臨場感たっぷりのディオのライブ感を感じながら是非とも一度聴いてみてくださいね！　

今日のニシさんのオススメの曲は・・・
イン・マイ・ライフ/スーザン・オズボーン＆木原健太郎（2006年）
ご存知1966年のビートルズのアルバム「Ｒｕｂｂｅｒ　Ｓｏｕｌ」　からの1曲です。